SICレポート

多文化共生"浜田Watching"

時期
: 平成20年3月8日(土)
会場
: 浜田市内(浜田駅周辺、「浜田のまちの縁側」、浜田港)
参加人数
: 外国人7人、日本人5人、計12人

■内容

島根県立大学の留学生・学生、国際交流員等を交え、「歩いて!出会って!見て聞いて!」外国人住民の視点を持ってまち歩きをした。そして、それぞれ持ち帰ったものを模造紙にまとめ、多文化共生の地域づくりについて考えた。
共催:浜田市、島根県立大学、浜田国際交流協会

(1)浜田駅周辺
不便(不親切)、便利(親切)、印象的(面白い)、国際的なものを、参加者がペアになって探し、写真をとりコメントを付した。
(2)「浜田のまちの縁側」
子どもの居場所づくりから、世代間交流の場として地域に開かれている「浜田のまちの縁側」では、外国人住民の参加も大歓迎。この日は、折り紙や桜餅作りを楽しみながら、地域の中の身近な交流を体験した。
(3)浜田港
浜田港振興会の職員の方々に案内していただき浜田港を視察。ロシア、中国、韓国、アメリカなど世界と繋がる浜田市を実感した。

■参加者の声

<外国人参加者からのメッセージ>
・浜田にはいろいろな人が住んでいるけど、お互い立場をかえて考えてみることで、多文化共生のまちづくりに一歩近づけると思います。日本人は外国人の立場で、若者は子どもや老人の立場で物事を考えてみましょう!
・今回の活動を通じ、再び浜田のまちの面白さを発見できました。とてもよかったと思います。
・浜田の一般的な印象は、静かで落ち着いた町だ。観光の町のような雰囲気でもないが、住む所として快適な町だと思う。
・多文化共生“浜田Watching”は外国人にとって親切な活動だと思う。来年も楽しみにしています。
・これからもどんどんみんなが暮らしやすい浜田になるように、みんなで頑張りましょう!

■事業の成果と改善すべき点

それぞれが「外国人住民の視点」という、共通のファインダー越しに浜田のまちを見て考え、意見を述べることで、多文化共生の地域づくりに関わっていける“気づき”や“実感”があったと思う。
ただ、留学生、学生の募集に影響がある実施時期については課題が残った。当初予定されていた、前日のオリエンテーションも参加者が得られず、中止に至ったことは残念だった。

■担当者のつぶやき

週間天気予報とにらっめっこしながら迎えた当日は、春らしい穏やかな日よりとなり、まずはホッ。
実は私自身、昨年浜田の住人になったばかりなので、外国人の皆さんの目線に共感を覚えることも多々ありました。
しかし、“浜田Watching”はまだまだ終わっていません!皆さんの貴重な意見や感想を、今後はいろいろな機会を通して伝えていかなければ、、、さて次なる秘策はいかに?
最後に、辞書を片手に一生懸命日本語で思いを書いてくださった留学生や参加者の皆様ありがとうございました。また、共催団体はもとより、「浜田のまちの縁側」のスタッフの皆様と子ども達、そして浜田港振興会の皆様の御協力に心より感謝いたします。

2008年3月13日
担当:浅野

写真 どんちっちタウンWatchig

写真 「浜田のまちの縁側」で

写真 船はロシアへと中古車を積荷中

写真 さぁ、みんなでマップを作ろう!

写真 今日感じたことを言葉にしよう!

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