アンテナサロン「新型インフルエンザに備えよう!」
- 時期
- : 平成21年8月9日(日)9:30~10:30
- 会場
- : 益田市人権センター「あすなろ館」
- 参加人数
- : 42(中国14人、フィリピン4人、インドネシア4人、タイ2人、イギリス1人、日本17)人
■内容
日本語教室に通う学習者を主な対象に、新型インフルエンザについての情報提供を下記のとおり行った。
また、通訳ボランティア(中国語・タイ語・英語)の協力を得た。
【講師】
島根県益田保健所 松田英治氏
【内容】
1.新型インフルエンザとは?
2.新型インフルエンザの予防方法
3.新型インフルエンザの対処方法
4.自宅での看護について
【共催】
益田市・益田市人権センター・日本語ボランティアグループともがき
■参加者の声
<学習者>
・新型インフルエンザは「恐い」というイメージがあった。
・マスクをする習慣がないですね。(インドネシア他)
・話が聞けてよかったです。早速にマスクを買います。
・教えてもらったように、母国(インドネシア)に帰国する時も気をつけます。
<日本人>
・外国人住民に説明できる機会があってよかった。また良い経験になった。
・今後も危機管理の中で何かあれば、このような機会で情報提供していきたい。
・多言語での問診票は役に立ちそうなので提供して欲しい。
■事業の成果と改善すべき点
新型インフルエンザについて、説明だけでなく多言語で自宅での看護方法や病院で利用できる問診票などの資料を提供できた。しかし、展示品としてマスク各種や消毒液、レトルトのお粥、粉末のスポーツドリンクなどを用意したが、時間的にあまり説明ができず残念だった。
また、このような取り組みを広く周知するため、マスコミ関係各社に対して取材協力を依頼したが、問い合わせや取材もなく、多文化共生の地域づくりへの関心を高めることも含め、その手法が今後の課題である。
■担当者のつぶやき
昨年は「防災」をテーマにアンテナサロンを開催したが、今回はお子さんを連れての参加者もあり、情報提供の大切さを痛感した。今後も日本語教室と益田市が連携し、年数回でも様々な情報提供の機会を持ち、日本語教室が日本語を学ぶだけでなく、大切な生活情報を得る場となることを期待したい。
また、学習者への周知や会場提供等、共催団体には大変お世話になりました。心からお礼申し上げます。
2009年8月10日
担当:浅野悦代
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